トレーニングコーチWADAの「未来は変えられる!」

速く走るトレーニングから身体のケア等、トレーニングコーチWがブログで紹介します。

2022年箱根駅伝を見て

2022年の箱根駅伝青山学院大が2年ぶりに優勝。陸上長距離は予想どおりにいかない事が多いが、混戦どころか青学の圧勝で終わるとは…。

 

原監督は、選手の性格や特性など適性を見極め、各区間に合った選手を起用していく。その眼力は、もはや神様レベルだ。恐ろしい

 

今後は、駿河台大学の徳本監督にも期待したい。原監督とは違うタイプだが、何かやってくれそうな雰囲気がある。長距離界に新しい風をどんどん吹き込んでほしい。

陸上の長距離界にまた楽しみができた。

2020 全国高校総体中止

2020全国高校総体の中止が正式に決定した。高校三年生にとっては、最後のインターハイ。部活動はこれで終わりという高校生も多いはず。覚悟していたとはいえ、正式に決まると喪失感でいっぱいだと思う。

すぐに気持ちを切り替えるのは難しいが、落ち着いたら、同じ事じゃなくてもいいから、新しい目標を決めて、また挑戦してほしい。これからの人生で必ずいいことが待ってるから。

最初で最後の全日本インカレ陸上で入賞!

周治の最初で最後の全日本インカレは、見事8位入賞。おめでとう!  

 

例年学校の試験と全日本インカレが重なり、出場を断念してきたが、学生最後ということで、今回は是が非でも出場したいという強い思いだった。

 

前日の夕方まで模擬試験があったため、初日の予選で身体が動くか心配だったが、3着と1000分の3秒差の2着で何とか通過。

翌日の準決勝は、力のある選手たちとの争いの中、最後に逆転して2着で決勝進出を決めた。周治の勝負強さがここで発揮された。

4時間後の決勝。スタートはさほど悪くなかったが、力みから加速が鈍ってしまった。でも最後まで良く粘ったと思う。

 

このレースが、周治の学生最後となった。振り返ると2016年、2017年の日本選手権では2年連続決勝進出し、7位入賞。桐生選手、山縣選手、サニブラウン選手たちと同じ決勝の舞台に立った。
さらに、今年は、東海インカレ優勝、日本学生個人選手権で3位入賞、最後の全日本インカレで8位入賞。十分過ぎる結果だと思う。全ては彼の努力の賜物。

 

周治とは、10年の付き合いになるが、彼から学ぶ事も多くあったし、たくさんの感動をもらった。言葉にできないほど感謝の気持ちでいっぱいだ。
来年の日本選手権に出場するかは、現時点では未定だけど、とりあえず学生での陸上競技はこれで終わりになる。周治、本当にありがとう。お疲れさまでした。

第103回日本選手権陸上男子100m

第103回日本選手権陸上が開幕した。

注目の男子100m。

予選、準決勝の走りの中では、サニブラウン選手が余力を残した走りで、頭一つリードしてる印象。

 

桐生選手は、加速に乗り切れてなかった。隣の小池選手とスタートで並んだ事で力んだのか、中盤も少し身体が反っていた。今日の決勝は、サニブラウン選手、小池選手よりスタートでリードできたら、心に余裕が生まれるので、強い桐生選手が見られると思う。

 

ケンブリッジ飛鳥選手は、予選を終えた時点で、決勝も厳しいのではと思ったが、準決勝でしっかり3着に入るところは、さすが。

 

決勝に残った他の選手も多田選手をはじめ素晴らしい選手ばかり。今日の決勝は、天候次第ではあるが、9秒台が出る可能性は高い。一発スタートで決まってほしい。

 

周治3位入賞(日本学生陸上個人選手権)

2019/06/08
2年振り出場の日本学生陸上競技個人選手権 (湘南BMWスタジアム:平塚市 )


予選  2着10.42 (+0.2)
予選の走りはまずまず。後半は力みが見られたけど走り自体は悪くない。レース前の筋肉が若干柔らか過ぎる感じがあったが、一本走って筋肉がいい状態になった。次の準決勝でタイムを狙える。

 

準決勝  2着10.29 (+1.0)
同タイム着差なしの2着。タイムは、シーズンベストで日本選手権の標準記録を突破。これで来季は出場できる。正直ホッとした。レースから戻ってきた周治と握手。

 

決勝  3着10秒46 (-0.1)
レース前にハムの違和感、脚の付け根の引っ掛かりを気にしていたため、無理せず棄権することを勧めたが、強い意向で出場。結果は堂々の3位。すごい。あの脚の状態でよくやったと思う。


正直、昨年の不調からよくここまできたと思う。私が知る高橋周治は、決して天才ではなく超がつくほどの努力家。今は病院実習のため以前とは1日のパターンが違うが、朝から夜まで学校で勉強、ようやく終わったのが夜11時。それから練習していた事もあった。そんなアスリートを少なくとも私の周りでは見たことも聞いたこともない。決して表に見せず、言い訳もしない。自分の持ってる能力を最大限に引き出すための努力を惜しまない。周治本人は、好きな事をやってるから努力ではないと言うだろうけど。私は、周治から多くの事を学ばせてもらってる。

 

先月の東海インカレに続いて、この日本学生陸上個人選手権も今回で最後。結果は3位入賞、シーズンベスト、日本選手権の標準記録突破。おめでとう周治!